学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話/坪田信貴【後払いOK】【2...

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「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」

を読みました。

タイトル長すぎ!!!

記事のタイトルの方は、映画から頂戴して「ビリギャル」と書きましたが

この、長ったらしい覚えられなさそうなタイトルが、正式名称です。


映画は見ていないので、本の書評を。





学年でビリだった子が、慶應大学に入るって、すごいことだと思うんですよ。


でも、読んでみると、思っていたのとは違ったのが、

確かにこの子は、聖徳太子を「せいとくたこ」と読むおバカちゃんだったかもしれないけど、

地頭がいいということ。



小学校時代に一生懸命勉強して、私立中学を受験をして、見事合格してるんですよ。

そのエスカレーター式の学校へ行ったがために、

勉強をしなくなって、

高校の時には学年ビリになってしまうわけですが。



地頭がいい、と言うのは、かなりな武器になりまして。

勉強のコツや、記憶力、習得力などが、長けている場合が多いんですね。

そこへ、優秀な指導者が現れれば、みるみるうちに成績はアップしていくだろうと思います。







本の夢物語ではなくて、実際のお話を少々聞いてください。







息子が小学校の時から仲良くしている、「ぽーちゃん」という男の子がいます。

大変気が合い、いつも一緒で、おホモだち?というくらいに仲が良くて、

今では無二の親友です。



そのぽーちゃん、めっちゃ賢くてですね、中学の時の成績で言うならば

間違いなく東大へ合格しただろうというほどの、頭の良さです。

5教科全てがパーフェクト☆でしたから。



中学は一生懸命勉強していたので、

神奈川で有名なTOPクラスの高校へ進学します。

ここで息子とは、高校が離れてしまうのですが(息子はここまで頭が良くありませんw)、

学校で会えなくなった分、今は毎日のように息子の部屋に入り浸っております。

ぽーちゃん、あなた、うちに住んでるんじゃないの?というくらいに。



ところが、高校受験で燃え尽きてしまって、

入学後、全く勉強をしなくなってしまいました。

なので当然成績は下降、学年でビリから数えた方が早い成績になってしまいました。

どんなに頭の良い子でも、勉強しなくなったら、ちゃんと、ただのおバカちゃんになってゆくのです(笑)




そこへ、息子が3年生になる直前に、予備校に通い始め、真剣に勉強し始めると、




さんざんバカにし始めます。



ぽーちゃんはこの時はまだ、進路を真剣に考えていませんでした。

ぽーちゃんの親も、ちょっと事情がありまして、勉強にうるさく言う親ではなく、

「大学?専門学校でもいいよ」という人ですので、

全く勉強しません。




とりあえず、専門学校ではなく、大学へ行きたいと考えたぽーちゃんは、

ある日、ぽそっと、

「俺、勉強したくないから、駒沢でいいかな」と言います。




駒沢はとても良い大学です!!

だけど!!!!!!

ぽーちゃんのレベルの人が行く大学ではない!と私は思いました。

だって、東大行ける子だったんですよ。

そうじゃなくても、一橋?上智?早稲田?慶應?  

この中のどれ?と誰もが思っていたのに。


駒沢でいいかな、というセリフは、今後も全く勉強する気はない、という意思の表れです。

駒沢なめんな。駒沢に謝れ。




その、受験をなめているのと、やる気の無さに腹が立って、







「MARCH以上に入らなければ、出入り禁止!

それより下の大学へ行くことになった場合は、二度とうちの敷居をまたげないと思え」と

人様の子供になんてことを言うんだ、という事を言いました。


※MARCH(マーチ)というのは、関東の大学の、明治、青山、立教、中央、法政、の大学の略で

ここが一流大学の線引きになっています。

なので皆、これ以上の大学を目指します。



駒沢はその下の、日東駒専((ニットウコマセン)日大、東洋大、駒沢大、専修大の略)

の中の一つになります。

ここも十分に良い大学ですからね♪

ここに入りたくても入れない人達が、ごまんといます。




でも、ぽーちゃんは、ニットウコマセンじゃダメ!!!

こんなに優秀な頭脳の持ち主が、埋もれて行くのは嫌なのよ。

もしかしたら、日本を背負う男になるかもしれないのに。

仮にも息子の大切な友達です。

自分の子同様に見てきたんだもの。














今から、と言っても、この時点で、夏だったわけですよ。

一般の受験生は、受験勉強をほぼ終えて、過去問を解き始める時期なのに

ぽーちゃんは到底間に合わないと思ったけど、

でも、このまま勉強しなかったら、

駒沢どころか、その下の大学、さらにその下の大学にも合格出来ないと見た。





大学受験を完全になめていたのだ。(皆さん最初は、高校受験と同じに考えてなめてかかるものです)





でも、国公立は5教科に特化しなければいけないから、間に合わないかもしれないけど

得意科目で勝負出来る私立なら、なんとかなるのではないか。




私がこう言ったからか、それとも自分で考え直したのかは分からないが、

ぽーちゃんは親に言って、予備校に通わせてもらう事になりました。

息子と同じ予備校に(笑)

(ホントにおホモだち♪)




最初の模擬試験では、やっぱり、どこの大学も圏外なほどの悪さ。

英語だけで言えば、200点満点中、60点という、最初の息子と大差ない悪さ(笑)

(理系の英語と、文系の英語は違うので、比較になりませんが)




このままでは大学生になれないと焦り、猛勉強を始めます。







そして、3か月経過した、最近の話。






英語、200点満点中、180点という、快挙を成し遂げます。


たった3か月でですよ!


たぶん、MARCHなら、余裕で入れるほどの成績だと思われます。
(他の教科も上げてきていますので)




なんですか、(息子との)この違いは!!!!!





息子には、「かーさんが余計な事を言うから、あいつ頑張り始めたじゃないか!

強敵のライバルになってしまったじゃないか!!!」と

文句が出ましたが(笑)、

ま、息子は理系、ぽーちゃんは文系で、目指す所が違うので、いいじゃないの♪




つーか、どうしても我が家に出禁になるのは嫌だったんだな。

そんなにうちに来たいのか。(それだけの理由で勉強してるんじゃないだろうけどw)





現在も尚、努力し続けて、二人で切磋琢磨しながら頑張っております。







このように、地頭がいい子は、短期間で成績を上げる事が可能であるということ。

基礎が既に出来上がっているんだよね。

この本の主人公がラッキーだったのは、優秀な指導者に巡り合えたことだと思う。




だからと言って、いくら地頭が良くても、努力せずに慶應に合格するなんてことは夢のまた夢。

寝ないで努力したことが文中にも書かれている。

その努力は、間違いなく賞賛に値する。




先生目線で書かれているので、非常に読みやすい本でした。




映画も面白いと聞いているので、借りてきて見ようと思います♪






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もしも、ぽーちゃんが、MARCHを落ちたとしても

出禁にする気は、本当は、さらさらありません。



センターまで、あと約50日。

どの子供達も、残りの日々を、悔いないように頑張ってもらいたいと思います。