前回の記事の最後で、早産になって、1420gの娘を産んで、

大変な出産だったようなニュアンスの事を書きましたので、

出来るだけ簡単に、出産の話を書こうかなと思っています。



出来るだけ簡単に、なんて言っておきながらも、長いと思います。

でも、本当に詳しく書くと、どこぞの長編小説みたいになるので

かなり端折って書きますので

読んでいただけたらなーと思います(^∇^)



古くからのお付き合いの人は、私の出産の事は知っていると思いますので

懐かしむ気持ちで読んでいただけると嬉しいです♪



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翌日、検診の為に(異常があって病院へ行ったわけではなくて、普通に検診)

病院へ行くと、



既に足が出ているということで(逆子だったので足が先)、

絶対安静、トイレにも行かせてもらえず、夫と息子に連絡を取って

二人が到着したらそのまま救急車で、救急搬送

ピーポーピーポー。

産まれて初めて救急車に乗りました。

夫と息子(当時5歳)も初めて乗ったので、めっちゃ喜んでいました。

…おいっ!w



大きな病院へ着くと、また検査をされて、




もうこのまま手術します。

帝王切開になります。

すぐに同意書にサインを。

早くしないと、赤ちゃん出て来ちゃいますので、そうなると今の大きさでは耐えられないので

脳内出血を起こすか、死産。

私(母体)の方の命も危うくなるので、とにかく早くサインを!!!という雰囲気で

即手術になりました。




もうとっくに陣痛が起きていて、赤ちゃんが出かかっていたのです。

そんなことも気付かずにいる私ののんびりさと言ったら、

腹が立つほどですよね。

救急車の中でも看護師さんに点滴を打たれながら、

「こんなにお腹が張って陣痛が起きているのに、痛くないの!?

どんだけ痛みに強いのよ!」と、笑いながら叱られました。



えー…。

でも我慢できるくらいだったのになぁ…。



産まれた赤ちゃんは、泣き声をほとんどあげる事もなく、NICUに連れて行かれました。

なので私は対面していないのです。



そして私自身もお腹を切っているわけですので、すぐに動くことは出来ず

丸一日、娘を見る事は出来ませんでした。

どんな状態なのかも説明もなく、「女の子でしたよ」と言われただけ。

体重が1420g。

そんなに軽くて大丈夫なのかと思ったけど、医者が言うには

29週で産まれているのに、予想以上に大きくて良かった、と。

私のお腹の中は育ちがいいみたいで、息子の時にも平均体重よりも大きかったです。

逆に、きちんとした週数で産むと、4000gを軽く超えるだろうと言われていました。




翌日、「見に行かれますか?」と言われて、車椅子を用意してくれたので




術後の、咳払いしても痛い身体を引きずって、娘に会いに行きました。

これがハンパなく痛い。

帝王切開、こんなに痛いのかと、恨めしく思ったほど痛かった。




なので、たまーに、「帝王切開で産んだなんて、楽でいいね」という

お腹切って出すだけ、と単純に思っている、

大馬鹿野郎のクソったれがいるんですが、

お前のお腹を切り刻んでやろうかと言いたい。



唯一、お産の痛みに匹敵する痛みが、「尿管結石」と言われているんですが

うちの夫、

「尿管結石の方が痛いと思うよ?あの痛みより上の痛みがあるとは思えない」と

ぬかしやがったんですよ。

しかも、

「かーさん、楽そうだったじゃない?」って(一人目の時、2時間の安産だったもので)、

誰かこいつのお腹も背中も脳みそも切り刻んでくれないかな。




いや…だって、かーさん見てると誰もが、お産って案外楽なのでは?って

思っちゃうと思うよと、いいわけしていました(笑)

私は辛さが顔に出ないタイプで、高熱で死にそうな時も笑顔なので(爆)、

辛さを誰にも分かってもらえないのです~。

こういう時は、泣けばいいの?

泣いたら分かってくれるのかしら!




お産に関しては、男性は口を出してはいけないと思うのです。

まして、痛みを張り合ったりしてはいけないと思うのです。

赤ちゃんを産んだ女性には、労わりの言葉をかけてあげてくださいねん♪

人間一人を産み出すって、どんな形にせよ、大変な事なのですから。



話がなぜか当時の夫への愚痴に脱線してしまった気がするわ。

気を取り直して。




NICUに入って、初めて娘とご対面。





「かわいい赤ちゃん」ではなく、生きているのが不思議な物体。

人間の形をしているんだけど、うちの子で言えば、大きさは両手のひらくらいのサイズ。

一般の赤ちゃんの半分しかないのです。

なのに、目と鼻と口がついていて、手も足もある不思議。

赤ちゃんのミニチュアがそこにいました。

しかも、身体が黒いの。



こんな赤ちゃんでしたので、私は心の底から驚き(こんなの見た事ないからね)、






そこにいたドクターにも看護師にも、怒涛の質問攻め。


だって、生きていられるとは思えなかったんだもの。

死ぬのを待っているわけ?

あと、何日持つの?

これじゃ、生きていられるはずがないですよね?



とりあえず、その日は私は、わんわんと泣き、自分を激しく責め、

赤ちゃんとはお別れするしかないのだと、

超ネガティブな感情しかありませんでした。




とにかく自分を責めてしまって、ドクターをはじめ看護師さん達全員が交互にやってきては

「お母さんのせいじゃないんです。お産は何があるか分からないんです。

絶対にお母さんのせいじゃないんですよ!」と慰めに来てくれたのですが




何を綺麗ごとを言っているのか。

私のせいに決まってるじゃないですか。

私がこの子をこんなにしてしまった。私がちゃんと産んであげられなかった。

私がもっと早く気づいていれば。

私が!私が!私が!

と、周りの言葉など何も耳に入ってこなかったです。




私はよく人から、「超ポジティブ」と言われるのですが、

言い方変えると、先の事を何も考えていないアホウと言いますか、

行き当たりばったりの人生と言いますか、

だけど、本当に何の痛みも感じずにいる、超ポジティブの人なんて

いないと思うんですよ。




だって、人間だもの。(by みつを)

(決まったね)







それでもこの時の私は、一晩泣いた後は、

ポジティブ思考に切り替わりまして(やっぱりかー!)、

我、今何をなすべきか、を考え、






と思ったんです。



なのに、そんな私を痛めつけるかのように、

ドクターから、今後の説明がありました。

その言葉があまりにも残酷で。



「小さく産まれた赤ちゃんが、たとえ命が助かったとしても、

まともに生きられると思わないで下さい。

私達の間では、養護学校に行けるようになればラッキーだと思っています。

なので、普通の子供と同じように考えないで下さい。

お母さんには、その覚悟を持ってもらいたいと思います」

なんて言うんですよ。


なんちゅうこと、言いますのん!!!

そんなこと、言わんといておくれでございますよ。




せっかくポジティブに変わった思考が、またどん底です。




でも、これまたしばらく考えて、私は浮上するのです。

(雑草のような女と呼んで)






なのになのに!

1か月後に(まだ子供は入院中)、また残酷な告知が待っています。

どんだけ私を滅多打ちにすんねん!!!


でも、やはり雑草のようにしぶとく生えてくる女。それが私。



②へつづく。


出産記を詳しく読みたい方は、
もっと細かく書き直したリメイク版が
ありますので、
こちらを読んでみてください↓
 





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