今回は、少し長くなるのですが、

子育てにも、人間関係にも応用出来る事だと思いましたので、

興味のある方は、少しお話を聞いてくださいね♪





数年前の事になりますが、

「トレーナー資格」という資格を取った時の話です。

トレーナーと言っても、洋服のトレーナーじゃないですよ。

トレーナーをかっこよく着れる資格、なんちゃってね。(全く面白くない)




「指導する人」「教育する人」という意味です。




うちの会社だけでの資格ですので、よそでは役に立たない資格です。笑

うちで取れる資格には次のような物があり(実際の資格の名称とは変えて書いております)

初級→中級→上級→トレーナー→店長

と、これだけの資格があるんですが、

たかが指導する人の資格と言っても、かなり上の資格ということが

分かっていただけるでしょうか。

それだけ重要な物になるので、この資格を取ると、もう甘えた事は許されなくなり

分からない事を人に聞く事も出来なくなり、

責任も重大になります。



それだけのお金をもらうわけなので、当然なのですが、

私はこの資格を取るのをずいぶん躊躇しました。



だって、たかがバイトなのに、なんでそんな責任をかぶらないといけないのって

思わない?

分からない事があっても一切聞いてはいけない、あなたは教える立場になるのだから、

って事ですが、

状況は日々変わるのだから、分からない事の一つや二つあるわ。



新しい機械は導入されるし、規約はコロコロ変わるし、店のやり方も変わるし

単純な事をあげても、例えば、

「俺のスマホに合う充電器をよこせ」って言われても、

機器に関する教育は受けてないのに、答えなければいけないのである。

俺のスマホってなんだよ。知るかよ。ヤマダ電機で買えよって話です。

それでも、お客様のニーズに答える接客をしなければいけない。




とにかく、「分かりません」「出来ません」「知りません」は禁句になるのです。




トレーナーは、取ると面倒と、風の噂で聞いていたので

あまり乗り気ではありませんでしたが、

取ってくれという店長の熱い要望に負け

(この資格を持っている人が店舗にいると非常に有力になるから)、

渋々受けに行くことになったのでした。

しかも、初級と中級と上級の資格を既に取っている人ではないと

トレーナー試験を受けられないので、限られた人になってしまうのです。



私は金の亡者なので、ここに働いた頃、時給が上がると言うおいしい話に飛びつき

まるで趣味のように資格を取って行きました。笑

なので、上級までの資格は、楽しんで、自分の意志で受けていたのですが

こういう人はバイトの中にはほとんどいないのです。

実際受けに行った時も、ほとんどが店長候補やらマネージャーやらの、社員でした。




それが仇となってしまった…。





まず、試験を受ける前に、「トレーナー講習」という物を受けなくてはいけませんでした。

会場は遠いし、交通費は出るけど時給は出ないんですよ。

貴重な休みの日に、丸一日かかる講習に行くって、苦痛でたまらなかった。






ところが、講義が始まってみると、





めちゃめちゃ面白いのです!

面白いと言っても、ゲラゲラ笑っちゃう、エンタの神様的な、お笑いの面白さじゃないですよ。(わかるわ)

非常に興味深い内容という意味です。




心理学にも似た講義で、私はその内容に釘づけになりました。

あまりにも真剣に講義を受けたので、私は、前代未聞の、筆記と実技共に、満点合格をしてしまい、

後々に表彰される事になります。笑




これは仕事だけじゃなく、子育てにも応用できる!

子育てだけじゃなく、人間関係にも応用できる!




しかし、もう何年も前に受けた講習なので、今となってはほとんどが忘却の彼方へ。

(なんだそれーーー)



その中で、私が覚えている大切な事を一つだけ。

皆さんにもお伝えしようと思いました。




それはとても簡単な事です。




「誉めてから、叱る」



たった、これだけです。



何か注意したい事がある時、まず、相手の良い所を探して、

そこを誉めた後に、本題の注意すべき点をあげるのです。




悪い部分だけを叱ってしまうと、




相手は凹み、時には落ち込み、時には腹を立て、

自分は認めてもらっていないと感じ、

若い子達は、次の日から来なくなったりします。笑

親以外の人から叱られた経験があまりない学生さん達は、

強く叱られると、嫌になって、来なくなってしまう事が多いのです。

そこまでひどくはなくても、その場で泣かれたりします。

何を甘えた事を!と思っても、相手を変えようとするのではなくて

指導する側が変わればいいのです。

せっかく縁があって一緒に仕事をする事になったのだから、

ちゃんと育てていきましょう、という事ですね。



以前、ものすごく柔らかい言い方で注意したのに、

「夜、眠れませんでした」と言われた事があり

私が反省しました(^_^;)

注意するということは、それだけ傷つける事なんだなーと。



私が指導する人間は、学生だけではなくて、フリーターの青年やら

私よりも年が上の人もいたりします。

その場合もこの技を使うと、プライドも傷つけず、空気も悪くせず

穏便に済ます事が出来ます。



「前も言いましたよね?」

「何度同じことを言わせるんですか」

「いつになったら覚えるんですか」


そういうことを言わないで、





まず、良い所を誉める。

良い所は必ずあります。




このように言う事で、相手の受け取り方は全く違い、

驚くほどに改善します。

あんなに言っても変わらなかった人が、言い方を変えるだけで

それを受け入れ、頑張ろうと努力をしてくれます。



「レジでボーっと立ってるんじゃないわよ!他にやる事たくさんあるでしょ?

何していいか分からないなら聞く!」と言わずに、

「飲みこみが早くて、仕事も早くて、○○君はとても優秀ですね♪

でも、レジでボーっとしてしまう事が多いので

その間も動けるようになるとパーフェクトなんですけどね♪」


という風にね。








では、子育てにも応用してみましょう!

子供を叱らなければいけない事があったら、まずは誉めてから、叱るんですよ。






家庭では実践が大変難しいということが判明しました!






でも、実践出来た日は、子供達の反応もまるで違ったものになります。

やれる人は、やれる範囲で、頑張ってみて下さい。笑



そうそう、これは、

叱った後に誉めても、意味がないので、気を付けてくださいね。

先に誉める事が重要なのです。




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今日は長くてごめんなさいね!

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!