17年前、極低出生体重児で産まれた
娘の出産記です。

①話はこちら↓


前回の話はこちら↓


長くなってきたので、①話と、
前回の話だけリンク貼ります。

ここまでのあらすじは、
29週で産まれ、脳室周囲白質軟化症
(脳に穴が2個開いていた)により
四肢が動かない脳性麻痺になる、と
診断され、
リハビリと、脳に刺激を与えることを
頑張っていたところまで書きました。



五感を刺激する為に奮闘していた
私でしたが、
何しろ終わりが見えない事なので
ずっと前向きに頑張れたわけでは
ありませんでした。

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私一人の独自の発想でやっていたので、
果たして、こんな事やって
意味があるのか?
何かが変わるのか?
もしかしたら、無駄な事をやっている
のではないか…。

変化の無い毎日に疲れ果てて、
沈み込んでは、

いいや!
これでやっていく!
意味がなくても、これしか出来ない。
そう自分を奮い立たせ、
また頑張り…。

浮いたり沈んだりを繰り返していました。


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娘の成長は、当然ながら
育児書に書いてある通りにも
いかないし、
普通に産まれた赤ちゃんの成長とは、
全く違うもので、
参考になるものはありませんでした。

そのおかげで、
遅いのは当たり前と思えて、
特に焦る事や、心配になる事も
ありませんでした。

10か月の時は、まだハイハイも
お座りも出来ない状態で、
見た目も、生後半年くらいの
大きさだったと思います。



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「だいだい」と言って
手を動かしました。


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バイバイと言った!と思って
私はびっくり仰天したのですが…


思い直し、


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あははははは!(^▽^;)
10か月でしゃべるわけないわ!

息子なんて、2歳までほとんど
しゃべらなかったし、

いくらなんでも、
10か月は早すぎるわぁ~

都合のいいように
聞こえてしまったのね、
なんて思ったのですが。

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しゃべったよね!!!
気のせいじゃないよね!!!

本当に、髪の毛吹っ飛ぶほど
びっくりしました!

四肢の麻痺だけじゃなく、知能の方も
きっと問題が出てくるだろうと
思っていたので、

こんなに早く
しゃべりだしたことに、
感動してしまって。


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もう、多くは望まない。

歩けなくてもいいよ!

私があなたの足になる…!

この、バイバイ事件が、また、
私に前を向かせました。


その後娘は、身体の発達は
遅かったけれど、
言葉をどんどん覚えていきます。


視力の方は、失明か弱視
言われていましたが、
見えているので喜んでいたら、
視力がどのくらいあるのか分かるのは
ずっと先…と言われ、
2歳まで様子見で、
その後は何も治療せず。

確か、幼稚園の時の検査で
1.0と言われた気がします。



つづく。



◆過去記事◆

雨の日の、いい話。


子宮全摘手術。
 

不妊治療の話。
 



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息子が初めてしゃべった言葉は
「パン」でした。

産まれた時は、元気であれば
なんでもいいと思うのに、
大きくなっていくと、
あれも出来るように、
これも出来るようにと
子供に多くを求めるように
なってしまうんですよね。
娘の誕生日のたびに、
産まれた時を思い出し、
気持ちをリセットするように
しています。